Unity Asset Store 商用利用したい!規約違反になる前に知っておくべきライセンス事情
- 2021.08.12
- Unityアセット紹介 ゲーム制作
- unity
完成したアプリ・ゲームを有料で売り出したい、または無料で使ってもらって広告収益や課金等で収益を上げたいと思った時にアセットを何も知らずに使っていると規約違反になる可能性があります。今回はアセットによって異なる利用規約や使用許諾と、その見分け方を紹介していきます。
本記事はUnity Technologies Japanのこちらのサイトの一部を引用して紹介しています。予めご了承ください。
そもそも商用利用してもいいの?
個人使用のみと記載されているアセットやUnityの一部アセット以外なら、ライセンスさせ守れば問題なく商用利用できます。
独自の独自の利用規約等があるUnityのアセット
Unity-Chan License (UCL)の下に配布されています。
Lost Crypt – 2D Sample Project
Unity Companion Licenseの下に配布されているファイルを含みます。
詳細についてはパッケージ内の ThirdPartyNotices.txt をご参照ください。
プロジェクトに含まれる、カスタマイズ済みのポストプロセッシング、レンダーパイプラインのコア、および HD レンダーパイプラインは Unity Companion License の対象です。コードの各コンポーネントのライセンス情報の詳細についてはパッケージ内の ThirdPartyNotices.txt をご参照ください。
デジタルキャラクターは、教育と非商用目的に限ってUnityでのみお使いいただけます。当該パッケージで使われているデジタルヒューマン以外の部品については通常のアセットストアEULAが適用されます。
商用利用する時に別途料金が必要か?
必要ないです。
アセットが無料でも有料でも商用利用さえ禁止されていなければ問題なく商用利用で利用できます。
アセットのライセンスについて
誤ったライセンスで購入した場合、規約違反になる可能性があるので要チェックです。
シートライセンス
Unityアセットのシートライセンスは、複数のアセットをまとめて購入することができるライセンスのことです。シートライセンスを購入することで、個々のアセットを個別に購入するよりも割安になることがあります。
アセットをまとめて購入可能
シートライセンスを購入することで、複数のアセットをまとめて購入することができます。一度に多くのアセットを必要とする場合、個々のアセットを購入するよりも効率的な場合があります。
価格が割安
シートライセンスを購入することで、個々のアセットを個別に購入するよりも価格が割安になることがあります。ただし、シートライセンスによって割引率は異なるため、購入前に確認する必要があります。
利用期限が設定されている場合がある
シートライセンスによっては、利用期限が設定されている場合があります。利用期限が設定されている場合、その期限内にアセットを使用する必要があります。
アップグレードが可能
シートライセンスによっては、アップグレードが可能な場合があります。アップグレードが可能な場合、購入時には必要ないアセットを後から購入することができます。
サイトライセンス
Unityアセットのサイトライセンスとは、1つの会社や組織が複数の人が利用するために、1つのライセンスで複数のユーザーがアセットを利用することができるライセンスのことです。
サイトライセンスを使用することで、同じ会社や組織内の複数の人が必要なアセットを使用できるため、コスト削減につながることがあります。また、サイトライセンスを使用することで、管理や課金の手間も軽減できるため、効率的な利用が可能となります。
サイト内の複数の人が利用可能
サイトライセンスを購入すると、同じ会社や組織内の複数の人がアセットを利用できるようになります。サイトライセンスによって、許可されたユーザーの数に制限がある場合がありますので、ライセンスを購入する前に確認する必要があります。
価格が割安
サイトライセンスを購入することで、複数のユーザーが利用できるようになるため、個々のユーザーがアセットを個別に購入するよりも価格が割安になることがあります。
サイト内のすべてのプロジェクトに利用可能
サイトライセンスは、同じ会社や組織内のすべてのプロジェクトでアセットを利用できるようになります。同じプロジェクト内で複数のユーザーがアセットを利用することもできます。
ユーザーの追加が可能
サイトライセンスを購入すると、後からユーザーを追加することができます。ただし、ライセンスの制限によって、追加できるユーザー数に制限がある場合がありますので、確認する必要があります。
アセットって改変しても良いの?
一般的に、Unityアセットの多くは商用利用や改変を許可するライセンスで提供されています。しかし、それでもアセットの作者や出版社が許可を出していない場合は改変や商用利用が禁止されていることがあります。また、ライセンスによっては、改変したアセットを再配布することが禁止されている場合もあります。
アセットを元に作られた成果物を販売しても良いか?
アセットの原型を販売していたり、容易にアセットの画像や3Dモデルを取り出せる状態でなければ基本は大丈夫です。この判定は割とグレーゾーンなので気をつけてください。
商用利用する時にアセット名や製作者を明記する必要がある?
ありません。
なお、MITライセンス、BSD 3-Clause、Apacheライセンスの下に配布されているファイル類を同梱しているアセットが存在します。
対象のアセットの場合には原則としてアセットストア上のアセット説明文章の文末にその内容が明記されています。
また、アセットをインポートした後に展開されるフォルダの直下かLicenseフォルダにどのファイルがどのようなライセンスであるかを明記しています。
そのライセンス内容に沿ってご利用ください。
なお、MITライセンス、BSD 3-Clause、Apacheライセンスの下に配布されているファイル類を同梱しているにも関わらず、アセット説明文章に明記することを漏らしていたり、Licenseフォルダに説明を入れ漏らしているケースも散見されますので、ご確認の上、ご利用ください。
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