【ゲーム制作】評価版 α版 β版って何？　本気でゲームを作るなら知っておきたい知識

　β版は完成前というのはゲーム好きならなんとなくわかるかと思います。今回はゲーム制作をする上で知っておきたいα版が必要な理由や評価版を紹介していきます。ゲーム制作の依頼を受けるときや個人開発で資金を募るときにも必要な知識なのでぜび最後までお付き合いください。

なぜ様々な版が必要なのか？

　ゲーム制作者が進捗を確認するためです。

　進捗をSNSで公開して集客したり、クライアントに見せたりするときに必要です。

　また、ゲーム制作者としても長期間開発するゲームになると「あれ、どこまで作ったっけ？」と忘れてしまうことがあるのでしっかりと版を分け、深刻なバグやデータが破損した時に備えてバックアップしておくことが重要です。

　ゲームの核だけを作ったもの。

　少しでも動くゲームを作り、ゲームのコンセプトが大体現れた状態です。

　ここではゲーム性の追及や追加要素の開発は行いません。

　とはいえ、ここまで作るのも大変な労力で数か月かかることもあります。

　評価版が必要な理由はこれから開発するゲームの核をクライアントなどに提示するためです。

　クラウドファンディングで資金を募ったりするのもこの辺りまで作ってからが良いでしょう。

　バグや不安定な動作は多いものの、ゲームとしては動作するもの。

　未実装の機能や中には深刻なバグもあるため、基本的には外部に公開しません。

　α版は開発期間が一番長い期間で、性能や使い勝手などを評価するために使われます。

　ゲーム性やバランス調整が不完全なのも特徴です。

　開発者ができる限りのバグ修正やバランス調整を行った後、一般の人に遊んでもらって評価してもらうのがβ版です。

　開発者はバグ修正はやり切ったと思っていても、意外なバグがどんどん出てくる辛い場面ですね。

　β版が必要な理由は主にスタートダッシュを完璧に決めるためです。

　サービス開始時にサーバーが落ちて誰も遊べなかったり、課金したのにガチャが引けなかったりなど深刻なバグの性でゲームの信頼性が失われるのを回避するためです。

　思い返してみれば、特定の動作を繰り返すと課金アイテムが増殖できたり、新イベントで遊ぶとPCへの負荷が最大になってPCが破損したりなど、これらの悲惨なバグはβ版で取り除けなかったのが原因でした。

　最初の勢いが肝心なのでβ版は入念に行いましょう。

　開発者とプレイヤー目線でバグを取り除き、ゲームバランスを調整したと確信した後に作られるものです。

　ここでゲームを提供したい媒体へ申請を行います。

　大手のゲームでも毎回アップデートでバグ修正をしたり、ゲームバランスの調整を行っています。そこまで完璧主義にならなくても良いので安心してください。