コミュ障の状態から3年間学級委員長をして失敗したこと・得たモノ・失敗しないための対策
- 2020.08.09
- 趣味
学級委員長になってみたい人のための記事です。筆者はコミュニケーション能力が低い状態から高校の3年間学級委員長と生徒会長を務めた経験があり、その経験から人間関係で失敗した話や得たモノについてお話していきます。メリット・デメリットも紹介します。
なぜ委員長に立候補したのか
きっかけは中学3年の最後の委員決めの時でした。当時の筆者は男子が多い高校に進学予定だったので、高校に対して恐怖心を抱いていました。学級活動に参加できないんじゃないかと不安になったくらいです。
「(せめて最後くらい学級委員長をやってみよう!)」
本当に軽い気持ちで立候補したのですが……担任の先生に無視されてしまいました。当然、人望があった前の委員長の方が良いに決まっていると思いながらも、最後に委員長を経験してみたい、と主張を辞めませんでした。すると、前期の委員長がこう言ってくれたのです。
「○○(筆者)ならできると思います」
委員長を辞めたかったという意図があったのかもしれません。それでも筆者は嬉しくて泣きそうでした。コミュニケーション能力が低い自分に任せてくれることに責任を感じながらも、初めて持つ”委員長”という肩書に胸は躍るばかりでした。
中学校の制服に”委員長”と書かれたバッチを身に着け、出席簿を職員室から教室へ運ぶだけで、自分の中に非日常的なルーティンが流れていきました。どこか特別な感じがして嬉しかったのを覚えています。
その経験があったおかげで、高校生活の最初から学級委員長に立候補することができたのです。
失敗したこと
さて、この成功体験を踏まえて流れに乗った筆者は高校入学初日に学級委員長に立候補します。
クラスメイト全員が様子見の段階で誰も立候補していなかったため、不戦勝という形で学級委員長になることができました。
小学校からの顔見知りが多い中学校で委員長をしていただけで、高校でも自分は学級委員長をしっかりとできると思いあがっていました。そのせいで多くの失敗を重ねます。
全員と仲良くなろうとした
筆者はコミュニケーション能力は高くありません。ですが、とにかく全員と仲良くなろうと行動を起こしていました。
とにかくクラスメイト全員に話しかけ、全員と仲良くしようとした結果。かなりウザがられました。
そのおかげで全ての人に好かれるのは難しいという至極当然のことを学びました。
真面目すぎた
皆さんは校則についてどう思いますか? 今では違いますが、昔の筆者は頭が固く『絶対に守るべきルール』と考えていました。
ですが、委員長として校則違反を取り締まる勇気もなかったので、こんな風に発言していました。
「バレないようにやろう。特別取り締まったりしないよ」
当時の筆者はこれで大丈夫と思い込んでいました。しかし、事件が起きます。
筆者が決めたルールを少しずつ破るクラスメイトが現れたのです。って、普通に考えて只の生徒がルールを決めるなんて偉そう過ぎませんか!? どこか学級委員長をしている自分に酔っていたところがありました。
悩んだ末に先生に相談したのですが、それも大きな失敗の一つです。客観的にみれば告げ口をしに行ったと思われて当然ですから。
結果、先生が抜き打ちで教室を確認しに来るようになり、校則違反が発覚。筆者は仲間を売った裏切り者になりました。
失敗しないためにはどうすれば良いのか
自分を特別だと思わない
かといって、卑屈になる必要もないです。
学級委員長になった当初は特別感があり、それ故に多くの失敗を重ねました。
自分はただの生徒であることを自覚することが失敗を減らせる第一歩だと思います。
ちょっとの校則違反なら受け入れちゃう
『スマホ使用禁止』という校則を例を挙げると「授業中にスマホを触るのはダメだけど、テスト範囲が掲示されているならスマホを使ってクラスに共有する」みたいな感じです。
バカ真面目に思考停止するより、ちょっとだけズルく生きた方が楽だし得られるものは多いです。
得たモノ
嫌われない指示の出し方
いくら委員長といっても、権力は無いに等しいです。なのに担任の先生から指示を出したりクラスをまとめるように求められる役職が委員長という役割の辛いところです。
筆者は指示を出すときに『自分が一番仕事をしていることをほのめかす』ことを行ってきました。高校一年生の筆者には、クラスをまとめるカリスマ性のようなものはなかったので、とにかく自分が一番動く。それを見せて、「委員長が一番仕事してるし手伝ってやるか」と思ってもらうわけです。
人望がある方には、このような動きは必要ありませんが、当時の筆者のような委員長初心者には有効な手段だと思います。
人前で話す力
委員長を務めていると、小さなことでも教壇に立ってクラスをまとめる仕事があったりします。当時から筆者は人前で話すのは好きでしたが、声が小さく、話す内容を主体的にまとめることが苦手で、笑って誤魔化していました。
ある日、筆者の話し方や声が裏返るのを笑ってくれるクラスメイトが現れたのです。彼らのおかげで自分の話し方のどこが不快感があるのか、どう発音するのが良いかを見つめ直すきっかけが生まれました。そうして試行錯誤した結果、人前で話す力が育ちました。
最後に
筆者の高校生活は失敗の多い日々でした。しかし振り返ってみると、どの瞬間を切り取って見られても恥だと思いません。それは全部全力で失敗したからだと思います。失敗するのを恐れてビクビクしながら生活していたら今の自分はありませんでした。
これから学級委員長をしてみたい方を勇気づけれるようなことは何も言えませんが、とにかく全力でやってみてください。誰に笑われても自分が全力で挑戦したなら、後から笑って話せる苦労話になります。
この記事を読んでくれた方が楽しい学校生活を送れるように祈ってます。
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